live81pic

madoromi

produced by

HIROSHI TAKAMI


all song lyrics, composed, arrenged by

KING CRIMSON


< PLAYERS >

  • ●須磨 邦雄/KUNIO SUMA
    Electric Guitar, Voice

  • ●吉永 伸二/SHINJI YOSHINAGAA
    Bass Guitar, Voice

  • ●長沢 正昭/MASAAKI NAGASAWAA
    Drum Kit, Percussion

< GUEST PLAYERS >

  • ●鈴木 収一郎/SHUICHIRO SUZUKI
    Keybd

  • ●贄川 和彦/KAZUHIKO NIEKAWA
    Violin

まどろみ Live vol.4 / Madoromi Live vol.4

 

1.グレート・デシーヴァー / The Great Deciever

 

2.土曜日の本 / Book of Saturday

 

3.フラクチャー / Fracture

 

4.ナイトウォッチ / The Night Watch

 

5.エグザイルス / Exiles

 

6.スターレス / Starless

1994年作 Belle Antique 9466

1976年のまどろみコンサートを、2トラ38cmオープンリールで記録したライブ・マテリアル。
全編キング・クリムゾンのナンバー。そのテーマは「いかに全員がクリムゾンメンバーそのものになりきれるか」だった。幸いなことに、私はそれ以前から黒のギブソン・レスポールを所有し、エリック・クラプトンが言った「ウーマントーン」をリードパートで使っていたので、音質的には何の違和感もなく入り込めた。

フリップコピーで一番苦労したのは、ノーマル音(弦の振動だけの状態)からディストーションの最大音までがつなぎ目なく1アクションで実行できるデバイスの状態を探り当てることだった。(逆に小さい音でもディストーションを最大にかけることが出来る状態とは?)
私の策はヴォリュームペダルの前後に2個のMXRを配置することだった。アンプ側のMXRは常にオン状態にしておくことでペダルを下げるとノーマル音が出せるし、ギター側のMXRをオンにするとベダルを下げてもディストーションサウンドが小音量でも出せるようになったのだった。

リハーサルは長沢正明氏の家が所有していた”みかん山”の狭い小屋で行った。真夜中でも大音量が出せたのだ。時々山ザルが現れるような大自然のリハーサル室だ。
「ナイトウォッチ」を演奏していた朝方5時くらいに遠くの海原から太陽が昇り始める。その「ナイトウォッチ」のイントロの盛り上がり部分と朝日の昇るスピード感が一致して言葉では言い表せない征服感(?)のような、何かこれから始まる運命みたいな不思議な感覚を味わったものだった。と同時にキング・クリムゾンという偉大なバンドに脱帽したりもした。